目次
10分弁当に登場するお弁当箱の紹介をします!
このページでは木製のお弁当箱をまとめています。
木製以外、プラスチック、アルミなどのお弁当箱はこちらのページを御覧ください。
木のお弁当箱といったら
曲げわっぱ
木のお弁当箱の代名詞といえば、スギやヒノキで作られる曲げわっぱではないでしょうか?
私も曲げわっぱお弁当箱は、5つ持っています。
曲げわっぱで抑えておきたいことは、ウレタン塗装の有無です。
この塗装があるかないかで、かなり特徴が変わってきて、使い勝手も変わってきます。
ウレタン塗装の有無で変わってくること
簡単に言えば、
ホンモノを追求し、ご飯を美味しく食べたいなら塗装なし一択でも、
手間暇かかるよ、マメな人じゃないと厳しかも。
ウレタン塗装あり
毎日使える。黒ずみにくい。
油脂が多い・色が濃いおかずでもOK。
普通の食器類と同様、中性洗剤でスポンジで洗ってOK。
抗菌効果はあまり期待できない。
木の香りはあまりしない。
塗装なし(白木)
木の吸湿性により、ごはんは適度な湿度を保ち、冷めても美味しい。
天然杉の香りが食欲をそそる。
スギの抗菌効果でご飯が傷みにくい。
毎日は使えない。しっかり木を乾燥させないと黒ずんでしまう。
食材を詰める前に、水で濡らして拭いておく必要がある(汚れや匂いの浸透を防ぎ、食材がこびりつくのを防ぐため。フタも濡らす)。
中性洗剤ではなく、粉のクレンザーで、タワシで洗う。
油脂が多いもの、色が濃いものは入れないほうが無難。入れるときはクッキングシートとか敷いたほうがいい。
どんなに注意していても黒ずみ(カビではなく、ごはんと木のタンニンが反応したものの場合もある)はでるらしいが、それは経年劣化と考えられる。
どちらも一長一短。
ウレタン塗装なしの白木曲げわっぱ1個だと、
毎日お弁当作りは厳しく、使い勝手の良いプラスチック製のお弁当箱と併用などが良いかと思います。
塗装ありのものでしたら、1個でも回せると思います。
私も1〜2年はそうしていました。
ウレタン塗装の有無で変わらないこと
それは…
軽いことです。
曲げわっぱシリーズはお弁当箱界で最軽量部類になると思います!
プラスチック製で安価なぺらっとしたものと同じくらいの重量感ですね。
木製でも、くり抜きのものはかなり重くなります。
塗装なし!白木の曲げわっぱ
私が持っている塗装なし(白木)の曲げわっぱは、この3つ。
柴田慶信商店さんの曲げわっぱです。
1966年創業。秋田の天然杉を使用した伝統的工芸品曲げわっぱの製造販売を営む老舗。
一部デパートにも店舗があります。
http://magewappa.com/
【柴田慶信商店】 曲げわっぱ 小判弁当箱 中
容量:580ml 重さ:150g
素材:スギ(天然秋田杉)
参考価格:11000円
塗装:なし
小判型は、最もおかずを詰めやすい形だと思います。
角がないから、洗いやすいです。
安価な曲げわっぱは、この木の継ぎ目の作りが雑なんですよね。
黒ずんだり、カスが入り込んだりします。
カスの張り込む隙間もなく、継ぎ目を感じさせない作りです。
白木の仕切りもついております!
木目がとても美しく、買ったばかりは赤ちゃんの肌のよう!
この美しさを保つためには、研磨剤(粉クレンザー)でタワシで洗ってお手入れすることが重要だそうです。
【柴田慶信商店】 白木長手弁当箱 中
容量:500ml 重さ:130g
素材:スギ(天然秋田杉)
参考価格:13200円
塗装:なし
ダックスフンドを思わせるような細長ーいお弁当箱。
でも高さがそんなになく、幅も程よい広さなので
詰めやすいと思います。
白木の仕切りも2つ、ついています。
【柴田慶信商店】 大館曲げわっぱ 白木丸弁当箱
13cm×13cm×高さ7.3cm
容量:500ml 重さ:110g
素材:スギ(天然)
参考価格:7700円
とても可愛らしいお弁当箱。
直径がそんなに大きくないので詰めにくくないと思います。
木の継ぎ目はあるけど全然接着剤とか見えないし、もちろん水漏れもしない。
柴田慶信商店さんに直接注文すると、お好みで名前を彫ってもらうことができます。
彫る場所は選べるみたいです。
ウレタン塗装あり!
使い勝手抜の曲げわっぱ
私が持っているウレタン塗装ありの曲げわっぱは、この2つ。
大館工芸社さんの曲げわっぱです。
創業60年を超え、秋田県の伝統工芸品・曲げわっぱの製造・販売を行う。
伝統的な曲げわっぱはもちろんのこと、現代のライフスタイルにあったさまざまなデザインの曲げわっぱをつくり続けています。
http://www.magewappa.co.jp/
【大館工芸社】 小判弁当(小)
18×11×高さ5.0cm
重さ:100g
容量:490ml
参考価格:8800円
素材:秋田杉 塗装:ウレタン
大館工芸社さんの曲げわっぱななんと言っても
使いやすい!!
ウレタン塗装されているので、
ちょっとやそっとのことでは黒ずんだりしません。
カレー粉のような色が付きやすいおかずや
油脂が多い揚げ物などもいれることができます。
お手入れも簡単。
中性洗剤で洗うことができます。
木の継ぎ目もしっかり閉じているので汁漏れなどは皆無だし、
食べカスが隅につまることもありません。
フタもウレタン塗装されています。
私は、このお弁当箱1つで1〜2年くらい回していました。
時々、プラスチック弁当箱も使いましたが、わりと毎日使っていましたね。
仕事しながら、弁当ササッと作って、そこまでマメじゃなくても
壊れること無く続けて使えた、そして今も使えている、
大切なお弁当箱です。
【大館工芸社】 丸二段姫子重
直径12cm×高さ9.2cm
重さ:105g
容量:350ml×2段
素材:秋田杉
参考価格:9900円
塗装:ウレタン
しっかりとした作りだけど非常に軽い!
全面ウレタン塗装されているので、油脂の多い揚げ物とか、色の濃いおかず(カレーやケチャップ等の味付け)でもOK!
食器用中性洗剤でも洗えます。
直径は12cm、高さもそんなに高くないので
円形ですが詰めやすいとは思います。
おかずだけ、ごはんだけ、ちょっとだけ持っていきたい!
というときは、一段で使うといいかも。
これを重ねると3段にも4段にもなる。
木の継ぎ目もしっかり閉じているので
底面からの汁漏れなどは当然だし、
食べカスがつまることもありません。
木目も美しい!
木のぬくもりを感じる
くり抜きのお弁当箱
木の継ぎ目がないお弁当箱、木をくり抜いて作られるお弁当箱です。
くり抜きお弁当箱の特徴は…
継ぎ目がないので洗いやすい、可愛らしいお弁当箱、
…でも、重い。
私が持っているくり抜きのお弁当箱は、この3つ。
たま木工さんのお弁当箱2つと、
角田清兵衛商店のお弁当箱1つです。
沖縄の木からお皿やお弁当箱、カトラリーなどを制作。
手作り感はあるのですが、すごくおしゃれで独特な作品を提供されています。
http://tamamoku.net/
たま木工さんのお弁当箱は、沖縄県東村へのふるさと納税で入手しました。
約190年の歴史を持つ。良質な木材の産地として知られる紀州から、品質や意匠にこだわった漆器を発信し続ける老舗。
https://seibee.shop/
【たま木工】 お弁当箱 まる(イタジイ)
直径約14.5cm × 高さ約5.5cm
容量:450ml 重さ:190g
塗装:外側オイル仕上げで内側漆仕上げ、白漆
素材:イタジイ 参考価格:8250円
とにかく素敵!大好きなお弁当箱の一つ。
漆で塗装されていて、しっかり防水されています。
それがさらにおしゃれ。
油ものなど入れても、ほぼシミにならないと思います。
ちょっとフタがぴっちり閉まらない感じがあり、少々ガタつきます。
なので、お弁当箱が斜めにならないよう、
持ち歩くカバンは底面積が広い(マチがかなり広い)ものを使う必要があります。
斜めにしないかぎり汁漏れはありません。
また、定期的に木の面にオイルを塗ったりとか、ちょっとした手間はかかります。
でも、とても美しく何を入れても素敵にまとまる。
円形なのですが、高さがあまりないので
案外、詰めるのは簡単と感じるかもしれないです。
【たま木工】 くりもの(クスノキ)
約19.5cm×9.5cm × 高さ約5.5cm
重さ:240g
容量:約450ml
素材:クスノキ
塗装:内側→漆仕上げ、外側→植物系オイル仕上げ
参考価格:要問合せ(ふるさと納税:35000円)
四角だけど全ての角が丸みを帯びていて優しい雰囲気。
中は漆で塗装され、しっかり防水されています。
揚げ物など油脂が多いおかず、カレーなど色が強いおかずも、
木の汚れを気にしないで詰めることができます。
漆の匂いは全然気にならなかったですね。
外側のオイル塗装はメンテナンスが必要。
カサカサになってきたら、オリーブオイルなど植物性の油を塗ってあげます。
こうして長く使い続けることができます。
フタには凸面があるので、モリモリのお弁当にはできません。
【角田清兵衛商店】 紀州桧弁当箱 type 2 ナチュラル
19cm x9.0cm x 高さ6.0cm
重さ:165g
容量:480ml
素材:紀州檜(ひのき)
参考価格:9900円
食洗機:○ 塗装:ケイ素ガラス(NANO COAT)
無塗装ではないのですが、ヒノキの香りはしっかり感じ取れます!
大好きなお弁当箱の一つ!
くりぬきで、継ぎ目がないので洗いやすいです。
ナノコート加工(ケイ素ガラス)が施されているので、揚げ物や色の濃いおかずも気にせず入れられます。
さらに、食洗機で洗えるのです!すごい!
フタがしっかり、覆うようにしまるので汁漏れリスクは少し回避できます。
コンパクトサイズでカバンにも入れやすいです。
色付きのお弁当箱
木でできたお弁当箱は、木そのもの色合いを活かす物が多いのですが、
鮮やかな色が漆塗装されているものもあります。
私が使っているのは漆琳堂さんのお弁当箱です。
他にも赤色や茶色があります。
複数そろえて二段弁当にすることもできます。
創業200年余りの伝統ある越前漆器販売店です。本拠地福井県鯖江市は、1500年の伝統を誇る越前漆器の産地。
https://shitsurindo-onlinestore.com/
【漆琳堂】 長手角お弁当箱 BEAMSモデル
身のみ:18×7.9×高さ4.9cm、蓋込み:18.1×8.0mm×高さ5.6cm
重さ:160g
容量:500ml
素材:天然木(タモ)
塗装:本漆手塗り
参考価格:販売終了
全体が漆で塗装されているのでお手入れはラクです。
木の継ぎ目も見えないので汚れがたまることもなく
洗いやすいです。
高さ、幅がちょうどよく、詰めやすい。
好きすぎて、白も買ってしまった…( ´・ω・`)
フタには凸面があるがそんなに高さがないので
おかずは上まで詰めても大丈夫。
とってもオススメなのですが、BEAMSとのコラボ商品だったらしく現在(2023年1月)は売っていません…。
【漆琳堂】 長手角お弁当箱 白
重さ:200g
容量:500ml
素材:タモ(天然)
塗装:本漆手塗り
参考価格:9350円
先程紹介した、BEAMSモデルのブルーグリーンのお弁当箱の色違いです!
あまりに使いやすくて色違いで買ってしまった…。
白っぽいお弁当箱を探していたのですが、
なかなか、これっ!!っていうものが見つからず…
なんだか、無機質な感じのものが多くて。
一方で、こちらのお弁当箱は
柔らかい白に、自然な木目が見えて
とても美しい!
持ち運びもしやすい形状、手入れもラク、詰めやすい!
個人的にはかなりおすすめです!
薄くて丈夫で美しい!
竹のお弁当箱
竹のお弁当箱は公長齋小菅さんのものと、九雲さんのもの、2つ持っています。
曲げわっぱにちかい、薄さと丈夫さがあります。
曲げわっぱに比べると、木目がより直線的で、四角い形状のお弁当箱中心になります。
京都の1898年に創業した竹製品ブランド。時代に常に寄り添いながら、時を重ねてきた竹製品を手掛ける老舗。その製品は、世界の博覧会でも多数受賞をしています。
https://www.33qumo.com/
日本の竹をメイン素材とし、和食と共に歩んできた日本の調理器具を全国各地の職人・工場と協力し作り販売されています。ブランドコンセプトは「日本の食を家庭の味で伝えていく」。
http://www.kohchosai.co.jp/
【公長齋小菅】 一段弁当箱
10.5cm×15cm×高さ5.5cm
容量:500ml 重さ:140g
塗装:ウレタン 素材:タケ(竹集成材)
参考価格:6600円
集成材の積み重なった竹の模様が美しく、優しい手触り。
少し厚みのある縁がフレーム代わりになり、
おかずを詰めると絵画のように見えることも。
軽量かつ頑丈に作られています。木の継ぎ目もとてもキレイ。
ウレタン塗装されているのでお手入れ簡単。台所用中性洗剤OK。
匂いも全く気にならなかったです。
仕切りもついています。
フタも薄い作りで、凸も低いのでおかずは上の方まで詰めることができます。
【九雲】 竹のお弁当箱
外寸 18cm x 10cm x 高さ5cm、内寸 16cm x 8.5cm x 高さ4.5cm
容量:約600ml 重さ: g
塗装:ウレタン 素材:タケ(竹集成材)
参考価格:14580円
三宝(神具・仏具で鏡餅などのお供え物に使用されている、日本の伝統工芸品。)の伝統工芸士である職人が作る、美しい日本の竹と三宝造りの技術を融合させたお弁当箱。
最大の特徴は、この穴です!何だかわかりますか?
実はこのお弁当箱、三宝のような形をしており、
なんとフタには刳形(くりかた)(丸っぽい穴)があります。
また、お弁当ブロガーさん達の意見を取り入れて作られているため、非常に扱いやすいものとなっています。
ウレタン塗装されているのでお手入れ簡単。台所用中性洗剤OK。
角がなく、食べかすが溜まりにくい、洗いやすい形状です。
お弁当箱の内側には防水下地加工をしてあるので、汁気が多い料理でも漏れがありません(?)。
ただ、私は買って数回で汁漏れしました…。
側面と底面の接着が甘かったのか、私の使い方が悪かったのか、隙間から水が出てくるように…。
しばらく使っていなかった→2年後に下の箱だけ買い直しました。
なので、フタと箱の色がちょっと違います。
でもピッタリ閉まる!し、汁漏れもありません。
東京の職人さんが作る!
他にはない木のお弁当箱
形状に惹かれて購入したこちらのnew valleyさんのお弁当箱。
東京の家具職人兼木工作家さんの作品。自然の恵みである無垢の木を使い、手仕事によって作り上げる木工品をご提案、オーダーメイドにも対応されているそうで、東京にショールームがあります。
https://www.iichi.com/shop/nvww/profile
【new valley】 桜の木のお弁当箱 長方形 2段
重さ:310g
容量:300ml×2段
塗装:オリオ2(自然系植物性塗料) 素材:サクラ
参考価格:10000円
塗装:○/
この形の木のお弁当箱はなかなか売っていないのです。
細長い系のお弁当箱は、おかずが詰めやすいのですが、
高さがあると非常に洗いにくいので注意。
その点、このお弁当箱は高さが程よく、洗いやすいです。
ゴシゴシ洗うと塗装が剥がれることがあるので注意。
私は洗剤を使って、普通のお皿類と同様に洗っています。
オシャレで、気に入っているのですが、
私は塗装の匂いが苦手で、何度か洗ってから使いました。(個人差あり)
あと、ほんの少しですが接着剤(無害)が見えるのも気になりました。
しかし、普通に使う分には全く問題ないです。
底面からの汁漏れなどもありません。
フタ、上段・下段もしっかりハマります。
ただ、棒状に凸があるので、目一杯おかずを詰めると、残念なことになりがちなのでその点は注意です。
あとちょっと、洗いにくいですね。
しっかりした作りの分、重さもあります。
【new valley】 桜の木のお弁当箱 正方形 2段
約11×11×高さ9.2cm (2段、蓋も重ねた高さ)
容量:350ml×2段 重さ:250g
素材:サクラ
塗装:オリオ2(自然系植物性塗料)
参考価格:10000円
ミニお重で、とても素敵なお弁当箱です。
ただ、個人的には丸二段よりも詰めるのは難しいと感じます。
継ぎ目はしっかりしており、ガタツキもありません。
上段・下段、しっかりハマります。
2段ということもあり、重さはあります。
ほんの僅かですが接着剤が見えるのが気になったのと、
塗装の匂いが私は苦手でした(個人差あり)。
塗装の匂いは洗っていくうちに薄くなります。
お弁当箱を変えるだけで、お弁当の雰囲気は大幅に変わります。
だからってこんなに揃える必要は当然ないのですが笑。
合理性を考えると、やはりプラスチック製になるかと思いますし。
少しでもお弁当作りを楽しみたいという方は、
(自己満足で)木のお弁当箱持っていると、テンション上がると思います!笑
新年(2023年1月)早々めっちゃ怒ってましたねぇ…。
本日も、おつおつおつりんこ